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アルバイト続きで時間が無い……
でも夏頑張ったらデュラDVD(ワンクール)なら揃えるお金が貯まるのでがんばります。

ウサビッチのDVD買いました。
メカネンコいいキャラしてます。流石キレネンコ型ロボ。
一応スニーカーゲットできたので、話は一段落しましたね。次はどうなるのか楽しみです。
しかし、コマネチは次までに体を戻せるのか……


続きでお題です。
メインページに『ン』のお題書くの忘れたのに今日気づいてあわてて足したのは内緒ですよ!



 「セルティ」
 名前を呼ばれたけれど、ノートパソコンに『何だ?』と打つのにも飽きた。
 新羅は私の肩に顔を埋めていて、見ようと思えば彼がどんな表情をしているのか知ることが出来るが私はあえてそれをしない。

 とても幸せそうな顔をしているのだと簡単に予想出来るから。
 テレビの中では犯人が見つからずに苛立つ刑事が頭を抱えているが、時間帯からしてそろそろ何かしらのヒントが見つかるころだろう。

 さっき画面いっぱいに写った愛らしい子犬に惹かれ、ソファを降りて床に座って身を乗り出していると、隣に座っていた新羅が背中から包むように私の体を抱きしめた。振り払ってもよかったのだが、テレビの中で飼い主に向かって走ってゆく子犬と背後にいる新羅が被ってしまい、そのままにしてある。
 新羅は飽きずに何度も『セルティ』と呟き、そのたびに私のわき腹から腹部に回した両手に少しだけ力を入れる。

 その行為が、私が体を前へ前へと傾かせているので引き戻しているのだと理解したのは何度繰り返された後だったろうか?


 新羅に包まれた背中は物理的に熱が籠もって非常に暑く、正直うんざりするほど鬱陶しい。

 けれども新羅は私を抱き抱えている事実に至極ご満悦らしい。何度も私の肩口に頬ずりをし、熱い溜息を吐いたかと思うと首筋に顔を埋めたりしてる。ふわふわした髪の毛が何度も肌を撫で、少しだけくすぐったい。

 ……文章にすると単なる変態だ。いや、元からか?
 

 ノートパソコンに『新羅』と打ち込むと、当の本人は「何?セルティ」とわざわざ名前を呼びつつ聞き返す。
 それと同時に私は新羅の腕の中で体を反転させ、真正面から新羅に抱きついた。

 途端に新羅はピキンと音が鳴りそうな勢いで全身を固まらせる。
 ごくり、と生唾を飲み込む音が聞こえた。
 
 「セ……ル……ティ?」
 名前を呼ぶ声すらも心なしか震えている。
 自分でする分は余裕たっぷりな癖に、私からとなると余裕ゼロになってしまうのだから、余裕があるのかないのか…… 
 おそるおそる手が腰が回され、ぎゅっと抱きしめられる。
 顔は見ない。見たら私の方が照れて動けなくなってしまうから。
 
 私は新羅に抱きついたまま、今日のサスペンスの犯人が開かされるまでこの状態なのだろうかという疑問を持つが、テレビの名探偵はこの謎を絶対解けない。

 唯一新羅だけが、答えを知っている。


―――――――――――――――――――――――――

電撃hを見た時から、新羅は自分でする分は余裕たっぷりだけれどされる分については物凄く動揺しそうとか思っていたので。
新羅はセルティがテレビ見ていたら、隣か後ろにいてぴったりくっついているイメージ。



 

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