セルティ・ストゥルルソンに11title 1

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世界とは何だろう？


そんな質問をする私に、情報屋は言う。
「自分が知覚しうる限りの全て」

そんな質問をする私に、バーテン服の友人は言う。
「んな難しいこたぁ、俺にゃわかんねーよ。てか、臨也どこ行った？ここにいたろ？」

そんな質問をする私に、カラーギャングの創始者は言う。
「ええと、楽しむもの……じゃないですか？うぁ、また静雄さんと臨也さんケンカしてるよ」

そんな質問をする私に、眼鏡の少女は言う。
「ええと、私にもわからないです……それより、放っておいて大丈夫なのでしょうか？」

そんな質問をする私に、ちゃらけた少年は言う。
「俺頭わりぃからわかんねーっす。じゃ、杏里。今の内に俺と愛の逃避行をごふぉ！！」

そんな質問をする私に、帽子の男は言う。
「んな哲学的質問俺にされても……おい、ちょっとアレ止めてやれよ。
オマエだったら、静雄をなんとかできるだろ？」

そんな質問をする私に、オタク達は言う。
「「まんだらけととらのあなとアニメイト！！」」
 

そんな質問をする私に、白衣の男は言う。
「俺にとっては世界は、セルティと同意義だよ」

恥ずかしいなんて照れ隠しの拳を白衣の男に打ち込みながら、みんなの答えから私の答えを導き出す。
世界中の誰よりも、お前が一番大好きだ。


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皆それぞれの世界の定義。
世界の定義なんて、数え切れないくらいあった方が良いと思います。