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予告通りカラオケに行ってきました。
のんびりらっきょメドレーしていると、友人がニヤニヤと笑いながらきゅうり味のビールを飲めばいいよ!の画面を表示させて機械渡してきたので、にこやかに送信ボタンを押し熱唱してやりました。
チルノも歌いましたよ。バーカバーカの部分はある一点(きゅうりを表示させた友人)をじっと見つめながら。
楽しかったです。

ありがとう、みんな。



携帯の未送信ボックスをあさっていたら、未掲載の新セルssを発見したのでブログに掲載。
落ち着いたらサイトに上げる予定です。


ぱたぱたと尻尾を千切れんばかりに振りまくる子犬。

わふわふ

ちょこんと行儀よくお座りした、真っ白な犬の毛をしなやかな細い指が優しくなでる。
くすぐったそうに、気持ちよさそうにしながらピンクの舌が彼女の手をぺろりと舐めた。

犬は笑う。わふわふと笑う。

彼女もくすぐったそうにしているが、指は止まらず犬の毛をわしわしと撫で、犬の舌も止まらずぺろぺろと彼女を舐める。
一人と一匹は楽しそうだ……それを見つめる僕の心中はおだやかじゃないけれど。

「セルティ、そろそろ家に入ろう」
気をつけたつもりだったけれど、声の中には苛立ちが交じってしまっていたかもしれない。

『あ、ああ……』
彼女の指が名残惜しそうに犬から離れ、引っ張った俺につられるようにして背を向けた。犬も寂しそうに小さく鳴き、彼女の後を追おうとした。だが、彼女に見えない位置から犬を一睨みすると、寂しそうに下を向いた。さっきの俺みたいに。
「セルティ」
さっきの犬にまだ未練がありそうな様子の彼女の隣に立ち、その手をぎゅっと握る。
「遊ぼう?」
どこのかもわからぬ犬に嫉妬しただなんてカッコ悪くて言えない。
プライドが邪魔して。犬みたいにじゃれたいなんて言えない。
けれど、
『しょうがないなぁ……』


子供の特権は今だけ。子供の欠点も今だけ。
なら、特権をフルに活用して良い思いしなくちゃね。

 

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